マッターホルンと里山

世界の果てまでイッテQ!でイモトアヤコがマッターホルンに挑戦。もはやバラエティーではないけれど、臨場感もすごくて釘付けだった。

ところで、登山が取り上げられるのは大変嬉しいんだけれど、もっと身近な里山の登山も紹介して欲しい。日本で登山の番組というと、最近は富士山か高尾山位だろう。秋になるとバラエティーで松茸狩りなんかのために入山するんだけど、こちらはジャージに長靴だったりする。トレッキングシューズくらい履かせてやってくれ。

また、ちょっと前にNHKで山ガール入門みたいな番組があって装備や地図の見方など意外に詳しくやってたんだけれど、この番組ですらあっという間に3,000mを越え森林限界突破してた。もちろんそれも良いんだけれど、やっぱり天気の急変や事故的な怪我もあるから、這ってでも戻れるような低山で練習してから行った方がいいと思うんだよね。

そういう意味では500m以下級の里山とかトレイルをもっと紹介して欲しい。それほど装備もいらないし、次の日寝こむような筋肉痛にもならない、超入門コース。それを観て実際にちょっと歩いてみてから昨日のイッテQを見たらもっと楽しめたと思うんだ。散歩の延長で登って良い山だってあるということを知ってほしい。

 

ところでイッテQ登山部が来年ヒマラヤ、再来年はエベレストを目指すらしい。個人的には反対なんだ。今までの山は「登頂率○○%」だったのがヒマラヤになると「死亡率○○%」になるんだ。無茶をしないとかそういう問題ではなくて、その場所にいるだけで死ぬ。回収できなかった遺体を目印に登って行くという世界。無事に戻ってこれたのは「たまたま」落石があたらなかった、雪崩なかった、風が吹かなかった、だけなんじゃないか。エベレストにいたっては死亡率10%超と聞く。シェルパや撮影隊を含めたら10数人にはなるだろう。全員無事に戻ってこれるだろうか?そういうことを現時点で分かって言ってるんだろうか?それが心配。

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