二次試験を分析

ぼちぼち10月末の二次試験に向けて過去問を解き始めている。10年分あるので、これを数回転しておく予定。というか独学ではこれしかやりようがない。

一次試験は選択問題で正解不正解がはっきりするんだけれど、二次は記述式。与件文を読んで、どうアドバイスするかを記述するのだ。この記述式が曲者。例えばH15年の事例III。オーダーメイドを売りにする実店舗の靴屋C社から依頼を受けるという事例だ。その中で、客の要望通りに出来上がっているにもかかわらず「足にフィットしない」とクレームが発生している、どう解決するかという問いがある。

これに対して、「客の要求をそのまま採用しており、C社のノウハウが生かされていない。客に対して従業員のノウハウで提案やアドバイスを行うべきだ。」と答えた。「お客様の場合、こうしたほうが履き心地がいいですよ」と。しかし模範解答では「客の感覚的な情報ではなく、何mm、何cmと具体的な数値で情報を共有するべきだ」となってることが多かった。「客の要望通り」というのが、客から見てなのかC社から見てなのかの解釈がわかれてしまった。これは与件文からは読み取れないと思うんだけどなあ。

記述式なのでこれが正解というのはなくて、矛盾がなくて筋が通っていれば良い訳だけれども、上の例だと与件文が悪いんじゃないかなぁ。「○○という改善案を計画している。是か非か。」という問題ならまだしも、クレーム内容の段階で解釈が分かれるって、面談やディスカッション形式じゃないと怖い。採点者はそこまで読んでくれるんだろうか。

去年はマーケティングの与件でメガネ屋が出た。眼鏡しない人は不利だと思う。「メガネを買う人が目が悪くて試着した自分の顔が見えない」とか知らないよそんなこと。(そういう問題ではなかったけど、例え話ね。)

それとも上級者はそこも読み取れちゃうんだろうか・・・

Leave a Comment