10年近く鈴鹿サーキットでGTカーのレースを観戦するのが恒例になっている。以前は年に2会開催される事が多かったけれど、近年は1サーキット1回ということでポッカ1,000kmレースが夏に行われる。最近は家族連れなども増えてたいへん盛り上がっているけれど、もっと多くの人に楽しで欲しい。私なりのおすすめの楽しみ方をご紹介。
①チケット
チケットは入り口で買えるけれど、混むので事前購入がおすすめだ。鈴鹿サーキットのホームページをはじめ、ローソンのロッピーなどでも購入できる。コース正面のグランドスタンドや、特に人気の観戦スポットは有料で追加のチケットが必要だけれども、無くても十分楽しめるでの最初は不要だと思う。お得なファミリーチケットなどもある。
②持ち物
鈴鹿の場合は夏なので非常に暑い。飲み物、食べ物は非常に充実しているので持参しなくてもいいけれど、スナック等はあまり売っていない。最優先は服装。日陰が少ない上、混むので日傘も使い辛い。長袖長ズボン、帽子に手袋と、とにかく皮膚を露出しないことが重要だ。タンクトップにビーサンでは夕方には悲惨なことに。常設の客席を利用する場合は携帯クッションがあると座りやすい。歩きまわって好きなスポットで観戦したい人は折りたたみ椅子がおすすめだ。また、ほとんどアスファルトとはいえ歩きまわることになるので歩きやすい靴がいい。サーキット内のスピーカーでレースの解説をしてくれるが、レース中は爆音で聞こえない。スピーカーと同じ内容がFMで放送されるのでラジオとイヤホンがあるとより楽しめる。
③入場～午前のレース
朝は7時オープンだ。メインのレースは午後からのことが多いけれど、ぜひ朝から楽しんでほしい。朝なら駐車場もスムーズだし観戦場所も選び放題だ。駐車場からは人の流れに付いて行けば迷うことはない。ゲート前行列ができるけれど、オープン後数分で列はなくなるのであえて並ばなくてもいい。ベンチやトイレ、自販機もあるのでコーヒーでも飲んで体力を温存するといい。遊園地を抜けてサーキットに入ると既に売店が出ているけれど、一旦通り過ぎ、予定の観戦場所に荷物を置いてひと息つこう。8時からフリー走行があるので、まずは生のレーシングカーの迫力を体感。続いて何かしらサポートレースが行われるのでのんびり応援しよう。その間、自販機もトイレも各所にあるので自分の陣地を快適に創りあげよう。
④レース前
サポートレース後、本番レースまで数時間は自由時間。ピットレーンやコースが開放され、マシンやレーサー、レースクイーンと交流できる（別売りのチケットが必要）。また遊園地で遊ぶ（観戦券にパスポートが付いている）のもいいし、入り口付近のGTスクエアは車両の展示やグッズ販売で賑わっている。フードコートも充実しているので早目の昼食を取り、日陰でくつろぐのも良い。メインレースに向けて体力を回復させよう。ステージではレースクイーンやキャンペンガールのイベントも。（日陰は力尽きたお父さんたちで野戦病院のように）
⑤本番レース
スタート1時間前からスタート進行。一番暑い時間だけれど車やドライバーの紹介があるので是非観客席で楽しんでほしい。開会宣言、国歌斉唱後エンジンスタート。このレースはゆっくり隊列を組みながら一周走った後、そのままスタートするローリングスタートだ。車を左右に振ってタイヤを暖めながら目の前を通り過ぎるマシンに声援を送ろう。スタートして次に目の前を走り抜ける時は全開走行、迫力に驚くだろう。その後は500馬力のGT500クラスと300馬力のGT300クラスが入り乱れて走行することもあり、解説なしでは順位も何も分からない。ラジオで順位を確認しつつ応援するもよし、コース沿いを歩いて様々な観戦スポットをめぐるもよし。それぞれの楽しみ方を見つけて欲しい。個人的には130R～シケイン間の直線がお気に入りだ。また、ヘアピンカーブは激しく減速するので車がよく見えるし、最終コーナーは客席がしっかりしているのと俯瞰で見られるので本拠地におすすめだ。うるさくて会話ができないのでメモ用紙で筆談するといい。
⑥帰宅
個人的にはいつもレース終了前にサーキットを後にしている。レース終了予定の30分前位だろうか。ゴール後の混雑を避けたいからだけど、ポッカ1,000kmの場合はゴール後に花火も打ち上げられたりするので最後までいるのもいいかもしれない。その場合は無理して帰らずに、サーキット内で食事したり休憩してやり過ごすのも手だ。レースの有無にかかわらず四日市インター付近は渋滞のメッカ。携帯等で確認し、四日市東インターなどに迂回するのもおすすめだ。鈴鹿サーキット～鈴鹿IC間で渋滞するとコンビニ等も少ないので辛い。
楽しみ方は人それぞれだけど、個人的なおすすめプランを書いてみた。鈴鹿はサーキット内の施設が充実しているし、いよいよとなったら遊園地で遊べるので特に家族連れの方にはおすすめだ。日焼け対策と帰りの渋滞だけ気をつければ大失敗にはなりにくいと思う。ぜひ一度足を運んでみて欲しい。