Regza録画用ハードディスク交換

テレビでも映画でも本でも、必ずしも何度も見ないとしても所有していたい気持ちが強い。一回見たり読んだりした内容は大体覚えてるんだけど、何かの表紙に録画リストや本棚を見た瞬間に鮮明に内容を思い出すというか引き出しが開くというか、そういえばあんな事言ってたなぁ、みたいにね。故に図書館で借りた本でも気に入れば改めて購入するし、録画した番組も感動したり気に入った物は消さない。よって我が家の液晶テレビ、Regzaの外付けHDDはいつも空き容量との戦い。

 

2年ほど前にも挑戦して挫折したんだけれども、ハードディスクを容量の大きいものに交換したい。新型はHUBを使ってUSB経由でムーブが出来るようなんだけれど、我が家のモデルは出来ないので困る。前回はLANでつないだパソコンに録画データをムーブ、新しいUSBハードディスクに再度ムーブ、という気の遠くなるような作業をしたけれど、録画済み番組が増えた今回は難しい。そこで調べたところLinuxを使えばコピーできるようになったようだ。

 

RegzaでフォーマットしたHDDはLinuxで扱えるので前回はまるごとコピーしたんだけど認識してくれなかった。しかしその後、HDDごとに個別のIDがふられていることに気付いた人がいて、そのIDを移植すればHDDの交換が可能になるようなのだ。詳しくはこのHPを参照。REGZA研究。

 

我がPCにはUbuntuも入っているので早速手順に基づいて実施。HDDを1Tバイトから2Tバイトにアップグレードだ。旧HDDを取り外し、新HDDをRegzaに接続、フォーマットする。で、両HDDをPCに接続し、全データコピー、最後にUUIDをコピーすればOK。「REGZA HDD Easy Copy」というツールも存在し、それを使えばほぼワンタッチだ。我が家のPCではなぜかツールが動作せず(後に単純にセカンドディスプレイ側に表示されていただけだと気づくのだが)、手動で行った。作業自体は簡単なんだけれど、いかんせん1T近い容量のコピー、一晩どころか10時間以上かかった。

 

完了後、恐る恐るRegzaに接続すると何事もなかったように動作、番組はそのままで容量だけが増えている。嬉しいのは結果として大切な録画データのバックアップが取れたことだ。当然暗号化は解除しておらず、録画したRegza以外では再生できないので法的にも問題ないはずだ。思い出の詰まった大切なデータをいつクラッシュするかわからないHDDに記録しておく危うさが、ついに回避できた。年に一回の恒例行事にしたい。

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