神崎川に生息する生き物の生態観察

5月に舟伏山での山野草観察にも参加した、なごや環境大学の共育講座、第3回の今回は「神崎川に生息する生き物の生態観察」。関市といえば長良川なんだけど、比較的頻繁に水難事故が起こるので子供の頃はあそんじゃダメなスポットナンバーワンだった。なので実は川で泳いだり魚捕まえたりという経験は皆無だったりする。普段山ばっかり登ってるのでここは一つ川の遊びも覚えるべく参加してきた。

猛暑日の今日、やめておけばいいのに山県市までの30kmを自転車で向かう。なぜなら長良川、武儀川、神崎川と名前が変わる(というか支流に遡る)たびにどんどん青く清らかになっていくんだけど、谷になっているので車ではこの景色は見られないから。
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最近雨が降っていないせいか、あまりに綺麗だったのでちょっと河原に降りて膝まで水に浸かってみる。
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関市の川のイメージでザブザブと踏み込んだらあまりの冷たさと水流に悲鳴を上げつつ這々の体で退散。山県怖い・・・文字通りガクガクブルブルしながら先を急ぐ。関→山県はほぼ全区間が登りなので若干辛いが、川と山の絶景が交互に訪れ励ましてくれる。今日は釣り用の偏光サングラスだったので空がより青く見えて良い。
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集合場所の北山公民館に到着後、山県産のお茶を頂いたり、山屋さんと話し込んだりしつつ、時間になったので講座開始。なにやら植木鉢と下敷きを材料に水メガネを作るようだ。
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植木鉢の底をのこぎりでカット。
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下敷きを穴より少し大きめにカット。
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合体させ、シリコンボンドでコーキング。
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乾燥させつつ、昼食は恒例の地元の団体ちゃ茶クラブさんの郷土料理を頂く。
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地元産野菜の天麩羅やナスの煮浸し、北あかり(高級じゃがいも!)のポテトサラダその他もろもろ。自転車乗ってお腹すいてたので片っ端から食べたけれど食べきれない、野菜オンリーとは思えないボリュームと満足感。野菜うまいじゃないか!

午後からは神崎川で生き物の生態観察。あまりに水が綺麗で浅そうに見えるけど、うっかり深みにはまると首くらいまで沈むよ。
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ところで川の生き物だぜ。よく考えると一抹の不安がよぎるけど、まあアオイソメで鍛えたから大丈夫。自作の水メガネとタモで挑む。怪しい石を見つけたら下流にタモをセットして石をどかすと共にゴソゴソゆすると比較的簡単に捕まえられる。
ヒラタカゲロウ
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トビケラとヨシノボリ?
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半分泳ぎながら深いところを覗くと鮎もいっぱい。強烈に流されるのでうかうか覗いていられないけれど、何かしら渓流魚的なものもいたような気がする。だんだんムキになってでかい魚捕まえようとか、いっそのこと鮎捕まえてみせる!とか本気で狙っているうちに時間切れ。体温的にも限界だった。そうか、川ではこうやって遊ぶのか。
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ところで本気で驚いたんだけど、子供の頃から関市だとか岐阜市を流れる清流長良川、みたいなことを繰り返し聞かされて来たし、そう思ってた。もちろん上流の渓流が綺麗なのは分かっているんだけれど、ここまで差があるものなのかと実際川に入ってみて思った。長良川、綺麗なのか?帰りに長良川の有名なスポットを通ったら、車で30分ほどしか離れていないのに随分水質が違う。にも関わらず凄まじい人。まるで海のようだ。まあ十分綺麗ではあるんだろうけれど、この差をまざまざと見せつけられてみると環境面でも、そして観光面でも、いろいろと考えるべきことがあるんじゃないか?と思いつつ、市街地の厚さにヒーヒー言いながら帰宅しましたとさ。

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