朝からミサイルミサイルと大騒ぎだった。屋内退避を呼びかける防災無線まで飛び出す始末。詳しく調べていないので知らないだけかもしれないけれど、興味を引いて視聴率を取りたいだけの報道に思えた。
そもそも、wikipediaによれば、「ミサイル（英: missile）は軍事兵器の一つであり、弾頭を搭載しなんらかの誘導に従って自ら目標を攻撃する飛行装置である。」とのことだ。今回かの国が打ち上げたのは人工衛星ということになっている。少なくとも弾頭を積んでいなければミサイルではない。あくまでも日本も打ち上げている「ロケット」だ。
国交上もっと意味があるのかもしれないが、今回の件は、食料、経済支援の条件としての核兵器開発をやめる、という項目があるので、兵器転用可能なロケット技術開発もやめなさい、と言うことと、技術不足で制御不能で墜落した時に他国に被害が出る「かも知れない」からやめてくれ、という事だったのだと思う。人工衛星は嘘かもしれないが、あくまでも「兵器転用が可能なロケット」でしかない。それをミサイルだミサイルだと騒ぐからまるで日本に照準を合わせたミサイル攻撃かのごとく怯える国民続出。ジェイアラートのリハーサル画面にも「標的・沖縄」と出ていた。制御不能で破片が落下する可能性はあるかもしれないが、我が国は攻撃など受けていない。
そういう報道する方もする方だが、真に受けて大騒ぎする住民も住民だ。ニュースの情報だけでもちゃんと聞いてればそれくらいの情報は集まる。見出しだけ見て騒ぐからこうなるんだ。
もちろん、万に一つでも破片が落ちてくる可能性があるから、学校で屋内待機する、とか、分かってやってるならばそれはリスクヘッジとして評価するけれど、多くの人が今日、ミサイル攻撃を受けた、発射失敗しなければ爆撃されていた、と誤認してる。マスコミはあてにならない。ちゃんと自分で分析して判断できるように備えるべきだ。