アルコールストーブVer.3

以前製作したアルコールストーブですが、真冬の雪の中から御嶽山の山頂まで大活躍です。
(http://www.miyata01.com/merge_data/2009/10/post-3994.html)
ただ、ネットなどで見るとどうも市販品や、空き缶じゃない材料で作ったタイプと比べて
燃費が悪いようなのです。(その分高火力な訳ですが・・・)
思うに、センターホールが大き過ぎて加圧されずに燃えている割合が多いのではないかと。
今まで使ってたのがVer.1で、センターホールを小さくしたVer.2も作ったことがあるのですが、
内部の空間に対して出口が小さく蒸発したアルコールが吹き出しているようで、
点火時に「ボン!」と爆発してしまう。危ない・・・
ならば、センターホール、隔壁共に径を小さくすれば良いのではないか?
そして燃焼室が広がればジェット部の勢いが増し、風に強くなるのではないか?
ということでVer.3を製作。材料は例によってアルミ缶。2ヶ必要です。
Img_3909
お好みであらかじめ塗装を剥がします。後からだと変形しがちです。
Img_3910_2
高さを合わせカッターで傷をつけます。今回は高さ25mmで製作。
(高さで燃料の容量調整。登山でラーメン作るくらいならこれくらいのサイズで余裕です。)
Img_3911
ある程度傷をつけてから押さえるとパキパキ裂けていきます。
Img_3912
ダイソーの29mmホールソーでセンターホールをあけ、1mmのドリルでジェット用の穴をあけます。
Img_3917
Img_3918
隔壁は缶で作ればいいと思いますが、今回はあまってた0.1mmSUS板を使いました。
折り曲げてかみ合わせ、ガスが漏れないようにします。下部には燃料を通すための穴を。
Img_3916
組み合わせます。
センターホールが予定より大きくなり、隙間が出来たので金属パテでふさぎます。これもダイソー。
Img_3924
天気に恵まれずテストがなかなか出来ませんでしたが今日ようやく点火!
左がVer.1、右がVer.3。
想像通り、センターホールからの火が小さくなり、ジェットは倍近く伸びてます。
ジェットが強くなった分、燃焼時間はほぼ一緒。
ちょっと火が赤い(酸欠)ですが、多分風向きのせいでしょう。
Img_3905
燃費は変わりませんでしたが、センターホールからの火は風が強いと逃げちゃうので、
お湯は早く沸くようになったのではないかと思います。
今度山でテストしてみます。

Leave a Comment