「寸止め」製品

会社で購読している業界紙で日経ものづくりというのがあります。

webでもコラムなんかがよく載ってるのでたまに見るのですが、

今日のコラムが興味深かった。

感銘を受けたので要約を転載します。

日経ものづくり雑誌ブログ

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20100415/181885/?ST=NMC

プラモデルの話から始まり、

  「プラモデルは必ず色を塗らなければならないものになり、

   高度な技法が尊ばれるものになり、やがてマニアのものに

   なっていってしまいました。」

これに対し近年では

  「ランナーにパーツが付いた状態のまま色を塗ってあるキットも増えてきました。

   ・・・ユーザーが最終的に欲しい「色つきモデル」を得るまでの工程を、

   再び組み立て作業だけに絞り直す試みであるともいえます。」

との事。著者はこれを

  「組み立てという簡単でおいしい工程だけを残した「寸止め」製品」

と呼びました。そしてプラモデルに限らず、こういったビジネスを実現させるとすれば、

  「多品種少量生産の先端を行っている国、すなわち日本ではないか」

と続きます。

個人的にはDIYで何でもやりたい。自分でいろいろ試しながら。

自分専用だから欠点・弱点は無視してカツカツにセッティングしちゃう。

(おかげで人に貸しても使い物にならないけど)

他人から見たらデメリットだらけでも、本人が気にしなければそれでいい。

万人受けを狙わなければ、それを補って余りあるほどのメリットが待っている。

なんでも安く早く手に入る今だからこそ、万人向けの既製品ではなく、

自分専用のオリジナリティー溢れるスペシャルツールを。

プラモデルの箱に書いてあった、

  「Ready To Assemble Plastic Model Kit」

著者はこう訳しました。

(あなたのために、一番おいしいところだけ残してあります)

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