アウトレットの禁呪

先日ガイアの夜明けでアウトレットモール特集を見た。道の駅とかそういうのが好きなんだけれども、各地のアウトレットモールがショッピング以外のアミューズメント機能を充実させているらしいという記事を以前読んでおり、となると道の駅だとかサービスエリア、ハイウエイオアシスなんかとかぶり出さないか興味を持っていたのだ。ナイスタイミング。

で、フードコートとか娯楽施設なんかに力を入れたアウトレットモールの紹介の後、問題提起的な流れに。最近はアウトレットモールでの売上が多過ぎて(売れ過ぎて)、売る商品がないのだそうだ。もともとアウトレットって売れ残り、旧モデル、キズ物といったB級品を処分するのが目的だったはず。ところが不景気やらなんやらでみんなが気にせず買い始めたもんだから棚が埋まらない。しょうがないからアウトレット専用品を作る、と言う流れだそうだ。当然安くするために問題ないレベルで品質を落として生産する。例えば洋服のステッチ?縁取り?を無くすとか。

これには問題があって、客は外箱が凹んだとかそういう意味でのアウトレット品と間違えて最初から低価格用に作った低品質商品を買わされる可能性があること(もちろん表示はしてあるけれど気付かなければアウトだ)、親ブランドのブランド力を低下させる可能性があること、親ブランドの客を奪ってしまう可能性がある事、などなど。客側も疑問に思わず安いから買ってしまうから歯止めが効かない。自分もアウトレット専用品は聞いたことがあったけれど、この番組見るまで問題点に気づいてなかった。何たることか!

当初は「訳あり商品」と聞いて警戒していたけれど、最近アウトレットモール=ディスカウントだと思っている人多いんじゃなかろうか。やはりちゃんとアンテナを張り巡らせ、何故何故と常に自分の頭で考えていないと足元をすくわれるる。そのうちアウトレットモールで専用品販売は不正競争防止法違反です!法律で禁止しろ!騙された!とか騒ぎ出すよ、きっと。

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