5座目-鎌ヶ岳

鈴鹿セブンマウンテンアタック5座目は鎌ヶ岳。麓から見たときに、ひと目で分かるあの尖った山だ。
Mount_Kama_(Suzuka_Mountains)

山頂部はこんもり広くなっていがちな鈴鹿の山にあって、これはもう壁なのでは?という岩場を登っていく人気の山。

武平峠から登れば一時間かからずに登れてしまうんだけれども、それではつまらないので長石谷ルートで登り、三ツ口谷ルートで下りるコースを設定した。このルート、簡単である、危険である、との情報が錯綜、完全にビビってヘルメットまでかぶってのアタックとなりました。

登り口は御在所岳の中道登山道付近の大駐車場を湯の山温泉側に5分ほど下ったところ。駐車場は6時半ですでに満車だったので、そのまま鈴鹿スカイラインを登ったところにある駐車場に停めた。みなさん、路駐しないでね。
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ここから奥に進む。
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程なくして登り口。見覚えのある人も多いのではないでしょうか?ここだったのか!
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いきなりの渡渉にビビりつつも沢を渡ると一旦巻き道へ。堰堤を乗り越えてもそのまま登って行くのでうっかり谷側へ下りてしまわないように注意。
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長石谷へのルートと長石尾根へのルートが分かれているので注意。ちらっと「長石」だけみて進むと危ない!
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間違い探しのようなところにペイントがあるので落ち着いて周りを見回しつつ、見つけたら見つけたで「あんなとこどうやって行くんだよ!」とオロオロしながら進む。(大抵、巻き道への巻き道があるので目を凝らして探そう。)
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30分弱でようやく谷ルートに合流。
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リボンやペンキは若干少なめだったけれど、まあ谷ルートなので迷いようはない。滝とか大岩はちゃんと巻き道で安全に進めるようになっていた。一回渡渉時に滑って落ちたけど。爪先立ちで耐えたけど。

登り口から90分ほどで犬星大滝。見応えもあるし、少し広くなっているので休憩に向いている。
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どんどん進むと徐々に急登に。水量もどんどん減って源流っぽくなってくる。
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完全に沢が姿を消すと、いよいよ急な斜面を見上げるように進む。
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笹をかき分けてどんどん高度を稼ぐとついに山頂登場!尖ってる!
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灌木や木の根を掴みながら急登を抜けるとついに尾根にでる。右手にはこれ。思わず声を上げずにはいられない。
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ぐるっと右側に回りこみ(これも本日最大級に急!)、最後はロープと鎖でよじ登るとついに山頂。きっと混んでいるから息切れしていてもやせ我慢しておくべし!
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御在所岳も目前に迫る。
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鈴鹿山脈の山々。先日登った入道ヶ岳はこっちかな?
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山頂広場は南北に長く、南側が登ってきた長石谷ルートや南側への縦走路、北側が三ツ口谷や武平峠へのルート、北端付近から東に伸びるのが長石尾根へのルート。何故か武平峠側の標識がないので注意。この北側のルートは大ガレ場を通るので三ツ口谷へ向かうなら一旦長石尾根側に進み、途中の迂回路から谷に降りるのがおすすめとのこと。素直に従う。
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が、このルート、風化した花崗岩のルートでこれはこれで大変。
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慎重に下ること40分ほど、やっと歩きやすくなってきたところで三ツ口谷分岐。このまま真っ直ぐの長石尾根も展望があって人気とのこと。
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山頂から真っ直ぐ三ツ口谷へ下りてくるとここで合流するのだけれども、この看板が素敵。
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Expert Only!(この表記ではむしろ煽っちゃう気がするけどね。)
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ここからは長石谷同様、快適な谷ルート。面白いもので長石谷と比べると岩の質が違うのか、全体的に白くて明るい。水の透明度も引き立ちます。
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こちらは大きな滝が多く、巻き道が数箇所。あんなところにマーキングしてあるから最初見落として直進しかけた。
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が心配ご無用。「絶対無理!」
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そして現れる悪魔の囁き。「難路!」「Expert Only! 」なんだよ大滝って!聞いてないよ!
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なので今度は挑戦。するとなるほど難路だ。横、崖だし。
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ロープやら鎖やら根っこやら、いろいろ掴みながらなんとか下り切ると背後には大滝。ここ下りてきのかと思うと鳥肌モノ。
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3段構えなんだぜ?
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先ほどの迂回路と合流し、しばらく進むと堰堤に突き当たるので巻き道で下る。
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ここを下ると程なくして三ツ口谷終点。広い河原に出る。
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堰堤の橋に踏み跡があるので登ったのだけれど、左側にちゃんと道があった模様。やられた。ここで鈴鹿スカイラインに合流。御在所岳中道方面に進む歩道も整備されているけれど、今回はスカイライン途中の駐車場(というかこのルート用の駐車場だったのかも)に駐車してあるのでここでゴール。
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車道から見た入り口。中道の駐車場を通過して少し登った駐車場の次のヘアピンカーブの部分です。
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気持ちの良い渓流沿いのルートと上部の登り応えのある急登、山頂からの展望と、人気があるのも納得の山でした。谷と言えば竜ヶ岳、と思っていたけれど、あそこは中道も裏道もスリリング過ぎるので次から歩きがしたくなったら鎌ヶ岳にしたいと思います。

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