竜ヶ岳から下山後、自宅からたかだか1時間程度の距離にもかかわらずあえて帰宅せずに車中泊、気温を読み間違い凍えた一夜を過ごし挑む鈴鹿セブンマウンテン4座目は藤原岳。
とても人気の山で登山者も多く、登山道もとても良く整備されている。竜ヶ岳のリポD的スリリング登山後なのでテンションはほとんど消化試合。楽しみではあるけれどリラックスして挑む。(僕の登山は伊吹山が基準なのでとても良く似ていて親しみ深いのです。)メジャーな大貝戸ルート(表道)から登り、聖宝寺ルート(裏道)で下りてくるルートを選択。
駐車場は伊吹山のようにそこら中にあるけれど、メインは西藤原小学校前の観光駐車場。300円。6時に行ったらガラガラだったけれど、帰りは完全に満車だった。
あとは看板がいっぱいあるので迷う心配なし。目前にそびえる藤原岳を眺めながら登山口へ。
ちなみに表道ピストンなら登山口に休憩所と駐車場があるのでこちらでも。大抵混んでるけど。
道はとてもしっかり整備されており、どんどん登って行くだけ。何たる快適さ。携帯も通じるよ。
リラックスモードでてくてく歩いて行くと8合目、ここで聖宝寺ルートと合流。とても広いので休憩に最適。
ここを過ぎると岩も目立ち始め、目玉の福寿草も現れる。4月中旬でもまだまだ咲いていた。ラッキー!(それにしてもなんて縁起のいい名前なんだ!)
相変わらず歩きやすい登山道をてくてく歩くと藤原山荘。ここも休憩スポット。
この春からバイオトイレも設置された模様。もう使えたのかもしれないけれど、この日は作業中だった。
ここまでくれば山頂は目前。一気に視界も開け、入道ヶ岳のようにアセビも生えている。
満開!
絶景を楽しみながら休憩したあとは藤原山荘まで戻って最高点の天狗岩まで足を伸ばす。と言っても30分ほど。こちらも歩きやすい。
よく知らずに行ったんだけど、こここそまさに絶景。セブンマウンテン最北端なので竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所、雨乞岳と名だたる山々が一望できる。最高だ!(鎌ヶ岳と入道ヶ岳は影になって見えないし、雨乞岳はまだ登ってないけれど。)
あまりの絶景に名残惜しいけれど下山開始。8合目までは来た道をそのまま戻る。昼も近くなり、団体の登山者がどんどん登ってきてすれ違いが大変。ほら、大抵の場合、会話に夢中で前見てないでしょ?団体さん。8合目まで長かった。
ところが分岐で聖宝寺ルートに入ると途端に誰もいなくなる。(土砂崩れのため数年間通行止めだったとのこと。)ここからは延々杉林の中を下り続ける。
特に難所もないけれど、登りの表道に目が慣れてしまっているので道を見失いがち。こっちのルートはリボンやペンキをたどる箇所もありますよ!最後に土砂崩れ部分を迂回するための巻き道を抜け、そのまま下ると巨大な堰堤が現れる。階段で迂回。
背後は素敵な滝なんだけれど、その横は見事に崩れてるので念のため素早く通過する。
堰堤を越えると林道に出る。そのまま下れば聖宝寺、さらに住宅地を経由して駐車場。
鈴鹿セブンマウンテンの中では異質の安全・快適でさらに山頂では絶景が楽しめるという、だれにでも進められる素敵な山でした。ただし、登山口の標高が低く、標高差は多めなので時間とペース配分には注意です。(8合目で力尽きてる人いっぱいいた。)
それにしても登山道の感じも名物が花なことも、とことん伊吹山にそっくりだ。来年から春にはどっちに登るか迷いそう。(駐車場は藤原岳300円、伊吹山500円で藤原岳がリード。でも伊吹山山頂はお店があってソバとソフトクリームおいしいよ。)