盛り沢山の御在所岳

今日は御在所岳へ。急遽休みになったTKK氏と合流し登山口へ。鈴鹿スカイライン沿いの登山者用駐車場に止めようと思ったら工事中だった。自然の家?を取り壊して整地中で、さらに8時過ぎと少し遅かったので路肩の駐車スペースも満杯。どんどん登って遠くの駐車場に停め、15分歩いて中登山道からアタック。毎年来ているので慣れたコースだけれど段差が大きめで岩を乗り越えるようなシーンも多いのでこのクラスの山にしては難易度は高めなのかな?

名物の奇岩を眺めつつ登る。
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鎖場も多くちょっとした冒険気分。
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が、このあたりから風が強くなってきて、雪というかヒョウのようなものが舞い始める。岩場が多いので風が強いと煽られて怖い。それでもそれなりに順調に山頂広場到着。三角点のある山頂に向かう。が、ものすごい風と、何やら氷の塊が飛んでくる。顔にバンバン当たって痛い。よく見ると、5月にもかかわらず樹氷になっている。先日の冷え込みのせいだろうか。
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強風と気温の低さで一気に体温低下。どうにもならなくなっている観光客の人々に駅への近道を説明しつつ防寒具を着こみ山頂へ。顔が冷えきって喋れない・・・
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山頂も完全に霧に包まれある意味幻想的。
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ちなみに本当の御在所岳最高点はこの裏側の展望台だそうだ。
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長者池や御嶽神社にお参りに行ったりしたあと昼食。あまりの寒さにTKK氏持参の日本酒を熱燗で飲んだらつい酔っ払う。登山ではご法度なのでTKK氏に「山を舐めるな!」と怒られる。こんな説得力のない説教もなかなか無い。(この人この後、携帯を崖から落として失う事になる。)
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じっとしていると寒いので休憩もそこそこに出発。このまま裏登山道で下山するのがいつもの定番なのだけれども、今回は国見岳まで足を伸ばすことに。裏登山道途中の国見峠で分岐、分かりやすいものの細めの道を登ると山頂。裏登山道に入ってから30分ほどか?
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ようやく天候も回復。国見というだけあって展望が素晴らしい。四日市の町並みから伊勢湾、そしてさっきまでいた御在所岳が一望できる。
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下山は引き返して裏登山道に戻るか尾根伝いに藤内小屋付近に降りるルートが有る。せっかくなので通ったことのない尾根伝いのルートへ。こちらは人も少なく、一部ルートも不鮮明。テープを見逃さないよう注意が必要だ。慎重に進むと中登山道も顔負けの奇岩が登場。天狗岩。
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ゆるぎ岩。
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どちらも下の方の小さい岩をずらしたらすべて崩れ落ちそうな微妙なバランス。真下を通ると落ちてきそうで怖い。あわわわわ。
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この後は森に入り、延々と下り続ける。とにかく長くて休みどころがなく疲れる。下りきれば藤内小屋。登山者で賑わっているので休憩して裏登山道の残りの区間へ。蒼の滝を見に行くもよし、鈴鹿スカイラインに降りて登山口に戻るもよし、残り体力と時間と相談。

登り2時間、下り(国見岳含む)2.5時間程度、登山道も複数あり、山頂ではトイレに自販機、レストランなどいたれりつくせり、下りはロープウエイでエスケープなど体力に応じで様々な楽しみ方ができると思う。春から初夏は高山植物、冬は樹氷と観光スポットとしても有名だけれども、何より数々の岩を乗り越え冒険気分を味わうのがおすすめだ。


より大きな地図で 20130502 御在所岳、国見岳 を表示

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