登山初めの汾陽寺山

元旦に初詣がてら安桜山に登ったものの、2013年の本格的な登山始めは2日の権現山から汾陽寺山への縦走でした。なんとなく毎年秋の関南アルプスハイキングコースや美濃の誕生山~天王山縦走と並び、年明けのこの縦走も恒例になりつつある。

概ね2012年と同行程でサイクリングで向かう。道中、コンビニが多いので安心だ。権現山の登りは踏み跡もはっきりしておりリラックスモード。山頂で休憩後は難所の下り。こちらは踏み跡がはっきりしないので地図を見ながら尾根を外れないよう進むと、汾陽寺山との境界部分、桜の名所として有名な寺尾の千本桜に出る。桜のシーズンにはまともに歩けないほどの人混みで賑わい、道の両側には常設の茶屋が並ぶ人気スポットだ。さすがにこの季節は誰もおらず、とうぜん店も閉まっている。自販機も電源が入っていない。ココの駐車場に陣取り昼食。食べ物の匂いに引き寄せられて大量の猫が集まってきて癒される。

休憩後は汾陽寺山へ。千本桜からは鉄塔の巡視路を利用させていただくので急登だ。昼食後の満腹状態では辛い。山頂に近づくと踏み跡も薄くなり、リボンを頼りに進む。あまり人の手が入っておらず倒木が非常に多い。潜るには低く、跨ぐには高い。上に乗ると腐っていて崩れたりするので慎重に。山頂を過ぎ、暫く尾根を歩くと下山ルート。踏み跡の薄さと倒木に阻まれペースが上がらないけれど、基本的には尾根伝い、後半戦は谷を進むコースなので地図を持っていれば迷う心配はないだろう。最後に沢沿いを進むと麓の汾陽寺に降りる。9時登山口発、14時30分下山、休憩1時間程度と言ったところか。

ほとんど人と合うこともなく道無き道を進むような冒険気分も味わえる、ボリューム満点のコースだと思う。一部ルートが不鮮明だったり、倒木を迂回する必要があったりするので、草木の茂る夏よりも冬季がおすすめだ。動物の気配が満点なので鈴など音の出るものを忘れないように。
2012年に登った際のレポートはこちら。

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