地元商店街活性化

月曜日あたりの産経新聞(iPhoneアプリ版)に、スカイツリーができて地元の商店街が賑わったけれど、複合施設のソラマチ開業に伴って元通り、「感覚的には顧客80%減」なのだそうだ。それに対してアーケードの改装で巻き返しを図りたい、と。

これって各地で同じようなことが言われているけれど、良い機会だから皆さんの地元の商店街を思い浮かべてほしい。近くに観光名所ができたとして、なぜわざわざお客さんが商店街に足を運ぶのだ。関市の本町通り商店街も同じような感じ。アーケードを撤去して確かにきれいにはなったのだけれども、肝心のお店がない。何よりも最も重要そうな駐車場が皆無なのだ。わかくさトンネルの南側とか、旧市役所跡とか、作ろうと思えば作れそうな土地はあるのに。空き店舗も格安で貸してくれれば使いたい若い人はいっぱいいるだろう。個人的には市の中心部なんだし、市役所やわかくさプラザの駐車場も利用してランニングコースやウオーキングコースとして利用してもらい、ちょっと休憩がてら買い食いしたり甘味処に寄ったりといった使い方を足掛かりに賑わいを取り戻し、徐々にステップアップを図ればいいと思う。どのみち今の本町通り商店街の、そしておそらく各地の商店街の近隣住民向けのラインナップでは観光客どころか市内からすら集客できない。

スカイツリーができて全国から人が集まったとして、商店街の八百屋や魚屋の売り上げが増えるの?せいぜい買い食いができるような商店や、ソラマチが混みすぎて食事ができなかった人が立ち寄る飲食店くらいじゃないの?アーケードを改装したらお客さんが来るの?改装したアーケードを見に?

スカイツリー駅なんてものが有る以上、その駅をスキップしてまで足を運んでもらう必要がある。何か特徴的なコンテンツを持ったお店を出店して(ギャラリーでもタレントショップでも何でもいい。空き店舗を地元高校生に開放したりしてさ。)、スカイツリー目当ての観光客を寄り道させることが最優先ではないか。観光客でにぎわえば地元の住人も集まりだすだろう。そこでやっと地元の本屋さんとか八百屋さんの出番だと思うんだけどなぁ。スカイツリーのお客さんが従来の商店街のお店で買い物すると思ってるのかなぁ。

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