映画の著作権が切れ始めた

不朽の名作映画というものがあるでしょう?風と共に去りぬとか、ディズニーアニメとか。近年、そういった映画の著作権の保護期間が切れ始めた。一般的には著作権は著作者の死後50年間有効なのだけれども、映画の場合は著作者の断定が難しいので公表後70年ということになっている。(改正により例外有り)

今が2012年なので、1942年(でいいのかな?)以前に公開された映画は俗に言う著作権切れ状態だ。外国の本の場合は原作の著作権が切れても翻訳版の著作権がなかなか切れずにもどかしかったりするけれど。聖書がいい例だ。自力で翻訳すれば公開できるけれど・・・

で、最近のネット社会なので、著作権が切れると映画もネット上で公開され始める。一度は見ておきたい名作映画が無料で好きな時に見られるのだ。すごい時代になったものだ。検索すると古い映画は比較的ヒットする。まあ、映画の著作権が切れたからと言ってその映画で使われている音楽や字幕(翻訳)の著作権は残っていたりするし、そもそもDVDからは販売元うんぬん以前にリッピングがすでに違法だけど。こういった作品はブルーレイですら安価で販売されている。ブルーレイにする必要があるのかと思うけれど、ビデオやDVDとは全然違う。暗いシーンなどDVDだと真っ黒になってしまうところもしっかり再現されている。アナログフィルムってすごいんだなぁ。さらに最近の映画と同じ時代を描いている作品の場合、作った時代の感性が出てて違いがあって楽しい。

重要なのは近年、過去の絵画や古文書ではない近代の著作物がパブリックドメイン化し始めたということ。娯楽だけではなく、教育にも有効に活用してほしいものだ。

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