大相撲が面白かった

大相撲である。正直興味なくて大人になってからちゃんと見たことなかったんだけれども、TBSの安住アナがラジオで「白鷺の姉御、白鷺の姉御」と騒ぐから見てみたのだ。(白鷺の姉御とは名古屋場所の維持員席に居る女性で、着物に結い上げた髪でびしっと座っている姿が大相撲中継ファンに注目されているのだ。)今年の名古屋場所は白鳳と日馬富士関が共に全勝で千秋楽を迎えるという29年ぶりの事態で大変盛り上がっていた。夕方なので録画して後で見たんだけれど、大相撲、面白いではないか。

前半の幕下の戦いは個性があって楽しい。なんだか筋肉ムキムキの力士が居たり、小柄ながら異様なスピードで相手を翻弄する力士が居たり。知らない人ばかりだったりするけれど素人目には逆に分かりやすくて良い。そして後半戦の幕内同士の戦い。こちらはさすがに知っている名前が続々登場。体格も先ほどまでとはぜんぜん違う。そして立ち会いでぶつかった時の音がすごい。軽自動車くらいなら倒せるんじゃないか?この辺まで来ると迫力は凄いけど、凄過ぎて何が起こったかよくわからない。解説が頼りだ。「○○関ならあのまま押し出せそうなものですが、なぜわざわざ投げに持っていたんでしょうか?」「千秋楽を見越して体力を温存したのでしょう!」とかそんな次元だ。奥が深い。

大関クラスになると仕切りも個性的。今回全勝優勝の日馬富士は顔を土俵ぎりぎりまで近づける「平蜘蛛型の仕切り」を繰り出し、観客は大盛り上がり。白鵬はいつもちょっと斜めに構えてガンを付けるので相手はたまったものではない。横綱の睨み、蛇に睨まれた蛙だ。その横綱にいきなり顔面張り手を繰り出す日馬富士も凄いが。

そんな感じで相撲中継、見たことない人は一度見た方がいい。意外にハマると思うよ。

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