第2回f.labo公開ミーティング

先月に続き、昨夜は大垣市のソフトピアジャパン、ドリームコアでのf.labo公開ミーティング。なかなか日程が合わなかったり、定員で締め切られたりで未だワークショップに参加できないまま、気付けばもう今月の公開ミーティング。f.labo自体はIAMAS(情報科学芸術大学院大学)が運営に参加していることもあり、超先鋭的な活動だったりする。あれだ。みんなiPadもってたり、パソコンがMacだったり、靴下の色が左右で違ったりするんだ。超アウェーな訳だけれど、それが面白くて今回も参加してきた。こちとらDOS/V PCをこよなく愛し取りますけぇ。ガラケーですけぇの。

このミーティング、ゲストがすごくて、前回は東京のスイッチサイエンスさん。電子部品の通販やはんだづけカフェで有名で、さすが東京は凄いと恐れおののいて聴いていた。そして今回はNPO法人福祉工房あいちの加藤源重さん。御年76歳。テレビなんかで三河のエジソンとして有名なあの人だ。事故て右手の指を失ったのをきっかけに、自助具を自ら開発、福祉工房あいちを立ち上げて活動されている。本もいっぱい出ているので紹介は譲るとして、「愚痴を言う間に工夫しろ」「夢は心の薬」と名言が連発。こういった工房の職人芸的な領域と、f.laboやIAMAS等の先進メディア技術を組み合わせたら面白いのではないか、という趣旨で、実際に工房で作られた自助具を写真経由で3Dデータ化、リバースエンジニアリングして3Dプリンタで出力するという、スタートレックのデュプリケータのような研究も紹介された。(もう実用化されている。)

先日の岐阜大学もそうだったけれど、大学、大学院での研究というのはここまで進んでいるのか、と驚くとともに、一般企業までまったく下りてきていないのがもったいない。先日の遊Goや、今回のf.laboなど、大学側から紹介する場はどんどん増えていくと思うので、企業側も無理してでも参加していかないと、iPhoneのようにごっそり持っていかれるはめになる。興味が無い、とか、仕事に結びつかない、と決めつけずに、一度足を運んでみるといい。

自助具の展示。手作り感溢れるも、メーカーが作れなかったものばかり。右から2人目が加藤さん。
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ソフトピアジャパンの時点ですごいが、ドリームコア内部はもう最先端感があふれる。間接照明とガラスのオンパレードだ。ここの見学のためだけに行っても損はしない。
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