表面的思考

ちょっと前になるけれどヒップホップ検定というのが話題になった。なぜ自由が売りのヒップホップダンスに検定を作るのだと、散々な叩かれっぷりだったけれど、個人的にはそんなに馬鹿げたことなのかなと、首をひねっていた。

ヒップホップダンスは小学校の必修科目らしい。表現運動ということで体育の時間にやるのだろう。では体育の先生はヒップホップダンス出来るのか?。そう考えれば、とりあえずダンスの基礎ということで検定があってもいいではないか。無ければ教えられない免許としての資格じゃないんだからそれぞれの思想に応じて取っても取らなくてもいいんだし。パソコンやら英会話やらは、習ってみないとわからないから資格や検定で実力を担保する必要があるだけで、ダンススクールなら実際に踊ってみせ、これは凄い、この人に習いたい、と思わせればいいだけだ。資格がどうとか検定がバカバカしいとか、そんな議論自体がナンセンスだと思う。まあ安全管理や公平性のため、学校の先生には取得して欲しい。評価基準がバラバラでは生徒が可哀想だし。まあそう考えると、フリースタイルなダンスを必修科目にすることがどうなんだろうか、とも思う。

個人的には資格と検定は別物だと思っている。検定って勉強した成果を確認するためのステップであって、検定ができることでテキストやらの教材も充実する。たとえそれが本来のあり方ではなくても、それで勉強した後に本来の表現としてのダンス始めても遅くないと思うんだけどなぁ。みんなそこまで考えて報道してるのかなぁ。飲み屋で愚痴るのとは違うんだから。

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